冬虫夏草は漢方薬として有名で紀元前の昔から不老不死、永遠の美、精力増強の象徴として君臨してきました。この名前からも想像していただけるかと思うのですが、非常に特殊な形状をしています。
虫からキノコが生えているのが「冬虫夏草」なのです。
昔の人は「冬虫夏草」の名の通り、冬は虫として動き回り、夏は虫が土中に潜ってキノコを生やすと考えていたのでした。確かに、そんな得体の知れない形状であればそう考えるしかないというのもわかる気がします。
しかし、今はキノコの菌糸が昆虫に寄生して宿主から養分を吸収し、長い時間をかけて発芽してキノコとなるメカニズムがわかっています。この冬虫夏草には様々なサプリとしての有効性がある事が報告されています。
現在の中国ではコウモリ蛾から発芽した、最も優良な冬虫夏草であれば、キロ100~500元という異常なインフレ市場になっています。
原因は、1993年のオリンピックで、メダルを次々と獲得した中国の女子陸上選手団(通称馬軍団)が、冬虫夏草を食べてトレーニングした事をコメントした事によって乱獲が進んだことです。これにより、もともと希少なものが、ますます手に入り難いものとなってしまいました。
そのため、偽物が出回るようになってしまっています。
普通の芋虫に冬虫夏草の菌を打って発芽させるのはまだ良心的なものとして、中には小麦粉の粘着成分のグルテンと昆虫の粉を混ぜて固めて焼いた物など、ほとんど工作のようなものが捏造されているそうです。
「汚い・臭い・効かない」と摂取した人が実感。
こちらは全くの捏造冬虫夏草です。冬虫夏草の形状を知らないで売りつけられ、摂取してしまった被害者の方が可哀想な話です。
菌糸を蔓延させてみたものの外見は全く芋虫状。
粉砕して食べてみたものの「汚い・臭い・効かない」と摂取した人が実感。結局は成分的にも原価的にも普通の芋虫を食べているのと変わりません。
こういった捏造品の氾濫やその副作用「汚い・臭い・効かない」という感想から冬虫夏草の評価は一時地に落ちました。
しかし、そんな事態に対し、日本で初めて冬虫夏草を栽培できる技術が開発されました。これにより、発芽した冬虫夏草サプリの開発が可能になり、私達も天然の冬虫夏草、冬虫夏草サプリを摂取する機会ができました。